【ビジャレアル×バルセロナ】2122ラ・リーガ第15節

ハイライト|監督同士の高度な戦術勝負

マッチレビュー

〜前半15分 バルセロナペース

立ち上がりは、ボールサイドでのビジャレアルの前線からのマンツーマンディフェンスがはまらず、バルセロナがギリギリのところでボールを繋ぎ、前線の空いているスペースに繋いでいた。

しかし、後方でのビルドアップでのミスもあり、バルセロナだけでなくビジャレアルにも互いに2、3回ずつ決定的なチャンスがあった。
今シーズン決定力に欠ける両チームはこれらのチャンスをものにすることはできなかった。

前半15分〜前半終了 ビジャレアルペース

前半15分頃からの残り30分は、明らかにビジャレアルのペースで試合が進んだ。

ビジャレアルが試合を支配するようになった訳は左サイドにある。
LMFのモイ・ゴメス(背番号23)が内側に絞るようになり、そこにRSBのエリック・ガルシアがマンツーマンでついていく。そうして空いた左サイドのスペースをLSBのペドラサが駆け上がり、より多くのチャンスを生み出すようになった。バルサのRWGはアブデだったが、攻撃時は頼もしいが守備においてはまだ未熟な部分が多く穴となってしまっていた。

ビジャレアルは後方での数的有利を活かし、パレホを中心に左のスペースにボールを供給していた。

後半 拮抗

後半は立ち上がりにバルセロナが先制点を決めて以降、互いに拮抗するシーンが多くなった。ただ、前半と比べて運動量が落ち、スペースが目立つようになってきていた。

交代に先に踏み切ったのはエメリ監督だった。RWGジェレミ・ピノ→チュクウェゼ、LSBペドラサ→エストゥピニャンの交代カードを切り、スピードの速い選手を配置することで空いたスペースを上手く活用しようと試みた。その交代がまさに当たり、エストュピニャンのカットから最後はチュクウェゼが同点弾を決めた。

一方でシャビ監督も両ウイングにコウチーニョとデンベレを投入した。
テア・シュテーゲンの素晴らしいロングパスから、一瞬の隙をついたデパイが追加点を決め、更に決定打となる3点目はコウチーニョが自ら獲得したPKを収めた。

両チームともに非常に高いレベルの戦術、選手のぶつかり合いで、互いに交代選手が試合を決めた。
個人的には、完全にモチベーションを失ってしまっているコウチーニョが、自ら獲得したPKで得点を決めたことで、今後の活躍に少し希望を持てるようになったのが嬉しい。

ハイライト動画

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