フルマッチ・ハイライト|歴史に残る大逆転劇「カンプ・ノウの奇跡」
バルセロナのチャンピオンズリーグにおける名試合といえば、カンプ・ノウの奇跡を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
今回はカンプ・ノウの奇跡について、その詳細や試合動画をまとめました。
カンプ・ノウの奇跡とは?
1617シーズン、欧州CL決勝トーナメントベスト16でバルセロナとパリSGが激突した。2017年2月15日午前4時45分(日本時間)、パリのホームであるパルク・デ・フランスでファーストレグが行われた。ファーストレグではパリが4−0と圧倒的な大差で勝利を手にし、ベスト8進出がほとんど決まったかに思えた。
そして、3月9日午前4時45分(日本時間)、バルサのホーム、カンプ・ノウにてセカンドレグが行われることになる。このセカンドレグでは、サポーターの声援を受けたバルセロナが怒涛の攻撃を見せ、6−1で大勝してベスト8入りを果たした。この大逆転劇のことをカンプ・ノウの奇跡と言う。
フォーメーション
バルセロナは、ファーストレグを怪我で出場できなかったマスチェラーノやアルダ・トゥランが戻ってきた。
セカンドレグでルイス・エンリケ監督は、メッシをトップ下の位置に置く中盤ダイヤモンド型のフォーメーションを取った。

パリも、キャプテンのチアゴ・シウヴァが戻ってきており、チームの士気と守備の安定性は高まっているはずだった。
ウナイ・エメリ監督は、ファーストレグで2点を奪ったディ・マリアをスタメンから外していた。

試合の流れ
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3分スアレスの得点 1−0(1−4)
ゴール前で少しルーズになったボールをスアレスがヘディングで押し込み、先制点を奪う。
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40分オウンゴール 2−0(2−4)
スアレスのフワッとしたスルーパスをパリディフェンスがうまく処理できず、イニエスタが奪う。そのままヒールで中へ折り返したところ、クルザワがうまくクリアできずにオウンゴールとなる。
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50分メッシの得点 3−0(3−4)
ネイマールがもらったPKをメッシがスピードあるシュートで決め、あと1点で同点となった。
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62分カバーニの得点 3−1(3−5)
何度もバルセロナゴールを脅かしていたカバーニがこぼれ球を豪快に決めて、貴重なアウェーゴールで再び点差が開く。
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88分ネイマールの得点 4−1(4−5)
ネイマールが得意の位置から素晴らしいフリーキックを決め、バルセロナに再び勢いが戻る。
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91分ネイマールの得点 5−1(5−5)
スアレスがもらったPKを、今度はネイマールがキーパーの逆をついて決める。
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95分セルジ・ロベルトの得点 6−1(6−5)
ネイマールが後ろから放り込んだボールを、密集をうまく抜けたセルジ・ロベルトが右足を目一杯に伸ばし、決勝弾を決める。
カバーニが何度もバルセロナゴールを脅かしていたが、ポストに救われたりテア・シュテーゲンの値千金のセーブで、1点の失点に抑えることができた。
バルセロナの得点シーンは、いずれもチームとしての団結力に加えて、個人の能力の高さが分かるゴールばかりで、未だに記憶に残るものが多い。
試合動画
フルマッチ動画 by EUFA.tv

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